祭GALA 感想と考察

祭GALA千穐楽おめでとうございました!!!
無事にこの日を迎えられて本当に良かった!!

去年滝沢歌舞伎ZEROが終わり、今年の4月は演舞場にご縁がないのかなと思っていたのだけどこんなに楽しい舞台が待ってるなんて!
本当に幸せな1ヶ月間でした♡


さて、雑誌のインタビューで「物語の主軸はある」「祭りから少し外れる演目もあるかもしれないけど結局はその軸に戻っていく」と3人が言っていたのですが、今回は特別お芝居要素があるわけではないので、じゃあ祭GALAは全編通してどういうお話なんだろう?っていうことをずっと考えていて。せっかくだったら物語もちゃんと理解したい!と思ったので、色々と調べたり考えたりして自分なりの結論が出たのでまとめておこうと思います。

おそらくベースにあるのは日本神話で、そこに神道と仏教の概念を全部乗せ!縁起も担ぎまくるよ!!という舞台なんだと思います。
まさに「日本」そのもの。

3人はGALAという神社に祀られている龍神様で、人間に呼ばれて地上に降りてくる。人間の姿になり人の一生を生き、最後は神に戻って雨を呼び地上に実りをもたらして神社に帰っていく…という物語だと私は解釈しました。

ひかるくんがインタビューで言っていた、「パワースポット、神社やお寺に行くみたいな感覚で来てもらえたら」という言葉が全てだと思います。

本当なら図書館に籠って色んな文献読み漁らなきゃいけないレベルで作り込んでると思うけど、さすがにそこまでは難しかった~!私自身、神社仏閣は割と行く方で好きなんですが、特別勉強していたとかではないので詳しい方からしたらあまりにも付け焼き刃すぎて解釈違いのところも多々あるだろうとは思いつつ、おそらくこういう意図なのではないかという部分も含めた感想と考察です。間違ってても大目に見てね!!


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オープニング GALA
Dancing Floor
新世界
あの日の少年
Moon
三武将
Reincarnation
お化け屋敷

変面
演舞
エンディング 風
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演舞場の客席に入ると紗幕に白い鳥居。神額にはGALAのロゴが彫られています。神額とは鳥居に掲げられている額のことで、神社の社名を示しているものです。つまり演舞場を訪れた観客はGALAという神社に参拝にきた、という設定。みやちゃんが「演舞場に足を踏み入れたところからストーリーは始まっている」とインタビューで言っていた通り、開演前から舞台に引き込まれる演出になっています。
鳥居の後ろには雲が流れ、下は白く靄がかかっているように見えるので、地上ではなく神域にあるように見えます。

開演前はエンディングの「風」のインストが流れているのですが、それが消えて響く太鼓の音。太鼓は元々、神様に呼びかけるための手段として使われる祭具です。太鼓の音に導かれるように鳥居の奥から赤と黄色と紫の丸い光が出てきて、幕が開きます。


オープニング GALA
鳥居は全部で5つ。厳密に言うと違うのかもしれないけど、三つ鳥居っぽくも見えるので着想は三峯神社から?三峯神社は関東最強のパワースポットと言われる秩父に鎮座する神社です。ひかるくんもよく参拝してますよね。

セットが動いて白い鳥居の向こう側から姿を見せる3人。それぞれお面と、歌舞伎でおなじみの獅子の頭のような、鬼のようなカツラをかぶっています。疑問に思ったのは角が二本生えているところ。歌舞伎だと角が生えてるのって鬼のイメージが強くて、でも神社の内側に鬼は違うよな~…とずっと思っていて。よくよく見たら鬼ではなく龍の角?龍の角だとするならきっとお面にも意味があるだろうと思って色々調べてみたところ、龍神のお面(鬼神がつける黒鬚という種類)に似ていたので多分この解釈は間違ってない、はず。カツラについても調べましたが、おそらく赤頭という種類で鬼神系のお面を着用する際につけるものだと思います。能の「春日龍神」や「和布刈(めかり)」という演目では龍神が登場し、このカツラと黒鬚のお面をつけるそうです。
3人とも角の形が違っていて麒麟とか鹿の角にも見えるんですが、OP中は後ろのスクリーンでもずっと龍が泳いでるし、3人は龍神(もしくは龍の化身?)なんだと思います。というかそうじゃないとこの後の辻褄が全部合わなくなる(笑)
余談ですが龍の角って種類とかあるのかな?と思って「龍 角 種類」で検索したら龍角散のど飴しか出てこなくてスマホぶん投げそうになりました。そうじゃない。

あとこの登場シーン、龍の咆哮みたいな音も聞こえるんですよね。神社、そして龍の咆哮と言えば「鳴き龍」?(お寺にもあります)。龍城神社の「鳴き竜」 - YouTube
手を叩くと音が反響して、龍が鳴いているように聞こえることからそう呼ばれるのですが、3人が登場して観客が拍手し、龍の鳴き声が聞こえてくる(ふっかも咆哮してるし)…ということはOPで私たちは本当に参拝して龍神を呼んでいることに…?ここまで作りこんでるのだとしたらすごすぎる。

GALAでは3人はずっと高いセットの上に乗っていて客席を睨みつけるように眺めたまま(“睥睨(へいげい)”と言います)降りてこないのですが、神様が降臨して下界を眺めている、という見方をすれば納得。銀テープが飛ぶのは神通力の演出?JAEさんたちもお面をつけて出てくるのですがあんまりピンと来るものがなく…一番近いかも?と思ったのは蛇のお面でした。こっちはお面から角生えてるし。蛇は龍の化身といわれているので、あれが蛇だとすると龍神の使い?眷属?みたいな感じなのかな。髪の色も黒いのと白いのがいるのが気になる(何でも気になる)。
この曲は笛の音の使い方が印象的だけど(最初に3人がお面取る瞬間も笛の音が鳴るし、曲中ひかるくんが「シッ」てするところで笛の音だけ鳴ったりする)龍笛かなあ?龍笛の音は「龍の鳴き声」を表しているそうです。

ダンススクエア vol.61に掲載されている林蓮音くん阿達慶くん松浦銀志くんの対談を読む限りでは、テーマ曲であるGALAの振付は「神を崇めるイメージ」とひかるくんは伝えていたようです。実際Jr.達の踊りを見ると、三つ指をついたり合掌したり印を結んだり、あと雨乞いを思わせるような振付もあって。対談では琴を弾く動きの振付があるとも言っているのですが、琴も太鼓と同じ神様を呼ぶための祭器なんですよね。ちなみに琴(や筝)は形が龍に似ていることから楽器の部位に龍がつくものが多いです。
この曲の振付はひかるくんですが、踊るのは主にJr.達で主演の3人は踊りません。つまりオープニングは人間が太鼓や琴を鳴らして神に呼びかけ、踊り、雨乞いをしている。それに呼ばれて地上に降り立った龍神、という場面なのかなと思いました。


Dancing Floor
令和の少年隊すぎる!!もっとやって!!!なスタイリッシュでかっこよすぎるダンスと3人同時の台宙を堪能できる演目。この曲もひかるくんが振付です。花道やセリを効果的に使っていてすごくいいなと思いました。あと照明がカラフルでおしゃれ!そういう部分も含めて見ていて楽しいです。
前述の設定を踏まえて見てみると、OPの曲終わりで3人がカツラと羽織を脱ぐのは神様から人になる、その後セットの上から滑り降りてくるのは地上に降臨するイメージ?あとDancing Floorが何で演目の2つ目なのかとか(滝沢歌舞伎でいう“いつか”とかZEROの“DA BOMB”の立ち位置だとするならもっと中盤にやってたイメージ)、何でこのタイトルなのかとか色々考えたんだけど、もしかして裏のテーマは天岩戸伝説だったりする???
元々「踊り」の発祥は日本神話の天岩戸伝説からと言われています。スサノオの振る舞いに怒ったアマテラスが天の岩戸に隠れてしまい、世界が闇になってしまったためにどうにかそこから出そうとして、アメノウズメという神が踊った踊りが神楽のルーツとされています。つまり天岩戸は日本最古のダンスフロアってことになるよね…?Dancing Floorの歌詞に「扉を開けよう」ってあるのはそういうこと…??ミラーボールがキラキラ光ってるのも、照明がオレンジ色になるのも太陽のイメージ???って連想ゲームをしてみましたが果たして合ってるかな(笑)

場割上ではDancing Floorの次はひかるくんのソロ曲・新世界ですが、場面転換でJr.達が出てきます。光る玉を持ったり巨大扇子を持って踊るJr.達。
光る玉はおそらく龍の玉(つまりドラゴンボール)?龍の玉の正式名称は「如意宝珠」と言われ、あらゆる願いを叶える力を持っているとされています。巨大扇子の方は「吉祥如意」という文字と龍の絵が書かれていて(左から意如祥吉と書かれてるので少しわかりづらいかも)、この言葉は「多くの幸運が思いのままに訪れるように」という意味だそうです。如意という言葉は仏教が発祥なので(孫悟空の如意棒とかもそうですね)、この後のひかるくんのソロへの導入としてはぴったりすぎるなと思いました。


新世界
ひかるくん新世界の神様すぎる!!!!
鳥居みたいな形の細い鉄棒に寝そべって登場するのですが、インパクトありすぎて即世界観に引きずり込まれます。セットは光背に金蓮華。袈裟が黄色なのはメンバーカラーだからかな。
日本における仏教は浄土真宗の割合が一番多く、御本尊は阿弥陀如来なのでひかるくんは阿弥陀如来、もしくは同じ立ち位置の神様ということに…?そう思ったのも、曲中でひかるくんが阿弥陀如来の来迎印を結んでたんですよね(日によってやったりやらなかったりだったと思うけど)。手が気になるな~…と思って軽い気持ちで調べたらそういうこと!?ってなったし、印相について調べすぎて今日は○○かな?って何となくわかるようになってしまった…何でも学びですね(笑)耳元で手を開閉してたのは傾聴なのかな~。
歌詞に“宇宙のエレメンツ”とか“神秘のuniverse”ってフレーズがでてくるのも仏教!阿弥陀如来は仏教において大宇宙に存在するすべての仏の先生という位置づけなのでめちゃくちゃ腑に落ちちゃいました。あと曲中で目瞑ってるように見えたのは半眼?如来像や菩薩像は基本的に半眼と言われる目をしているのですが、外の世界も内面の世界も両方ともバランス良く見なければならない、という瞑想の状態を表現しているようです。
それにしてもこんなかっこよくて可愛い神様いる???JAEさんの使い方もめちゃくちゃ良かったですね。腕立て伏せさせてるの最高でした。

余談ですが、同担のお友達と「私たちって結局ひかるくんの手のひらの上なんだよね…」ってことを昔からよく言っていて。今回のソロ曲でひかるくんがとうとう本当に仏様になっちゃったので、こちらはもう完全に孫悟空の気分です(あれはお釈迦様だけど)。手のひらから出ようしても絶対に出れないんだなーと思ったのでした。そのつもりも予定もないよ!


あの日の少年
ふっかのソロはミディアムバラード。
時計の針が進む映像が流れるので(たぶん全部進んでるはず)、過去から現在までの時の経過がテーマなのかな。歌詞もふっかが歌うからこそ刺さります。新世界の歌詞に「迷宮の扉」というフレーズが出てきますが、あの日の少年では迷路の映像が流れるし、あと歌詞に「新たな世界」って出てくるのはひかるくんのソロとの繋がりを持たせてるのかな?と思いました。
この曲はバックに映る月と夜空がすごく印象的。新世界に「満ち欠ける朧月のよう」という歌詞があるように、月は満ちたり欠けたりしながら空に昇っていくことから、仏教の諸行無常の考えと重ねて考えられています。また、悟りの姿を月に見立てて「真如の月(煩悩が解け去って、あらわれてくる心の本体を月にたとえた語(コトバンクより))」と言ったりもするそうです。最後は月が太陽を覆っていき金環日食(金環が紫と赤なのがまた細かい)が起こります。その形が次のMoon冒頭の丸窓と繋がる演出がすごすぎる。ちなみに諸説はあるようですが、日食と日本神話は関りがあるとも言われていて、天岩戸伝説はまさにそれです。


Moon
世界観がXXXHOLiC!!!が初見の感想でした。
遊郭を彷彿とさせるセットで煙管をふかし、女性ダンサーを従えて妖艶に踊るみやちゃんが嫌いなオタクなんかいないだろうすぎる。
気になったのは後ろの映像です。最初は五重塔と紅葉が風に吹かれる様子、その後武士と遊女?の絵が描かれている襖が映ります。曲中で襖が開いていきますが、それに合わせて絵が変わっていくんですよね。明治とか大正?ぽい時代の服装の二人になったところで二人の影が重なり、そして最後はビルの夜景。おそらくこの二人はずっと結ばれることができず、生まれ変わりを繰り返してようやく現代で結ばれる、そして月はずっとそこにいて二人を見守っていた…みたいな話なんだろうなと思いました。そういえば映画「月の満ち欠け」も輪廻転生のお話でしたね。

ソロ曲三者三様すぎて本当に良かったな~いわだてが世界観強めだからかふっかの演出がシンプルだったのもバランス取れてるなと思ったし、バックもひかるくんはJAEさん、ふっかはJr.、みやちゃんは女性ダンサーとそれぞれ違う見せ方をしているのがすごく良かったです。あと各ソロ曲の色のイメージもちゃんとメンバーカラーになってるのが細かいなと思いました。

ソロ曲は何か裏のテーマみたいなものがあるのかな?と思ったんですが、過去・現在・未来かな…。そもそも過去・現在・未来という考え方は仏教に由来するもので、この三つは因果関係が必ずあるとされています。ひかるくんのソロは過去(というか始まり?)・ふっかのソロは現在・みやちゃんのソロは未来、と考えると腑に落ちるところもあるし、実際に演出や歌詞が繋がってるなーと。もちろんこじつけの可能性は大いにあります。


三武将
紗幕でこの演目の概要が説明されますが、ナレーションは英語です。百八煩悩の化身である亡霊たちと信長秀吉家康が戦う…というストーリー。百八煩悩とは人の心の苦しみや迷いの根源となる概念のことで、仏教の教えによるものです。
ナレーションが英語なのは海外に持っていく前提だからかな~滝沢歌舞伎2015年のお七のファイヤータワー思い出しました(同じこと思った人は私と握手!)。
それにしても何でこの三人なんだろう?確かに海外の人にも馴染みのある武将だろうからそれで選んだのかなと思ったのですが、愛知のお祭り(名古屋まつり)で「郷土英傑行列」という催しがあるそうです。それもふまえてたりする…?関係ないかも(笑)配役はめちゃくちゃぴったり!!

信長の殺陣では最初後ろのシルエットに殴られていて、あれ誰なんだろ…ってずっと疑問なんですが、もう一人の自分に殴られてるのかな?織田信長元服の後もしばらくはちょんまげではなかったと言われていますが、あのシルエットもちょんまげじゃないし。あと最後に持つ生首は自分…?自分の煩悩と戦って勝った、みたいなことかな?信長ならやりそう感はある。家康も秀吉もピンとこなかったので、三武将のそれぞれの戦いは歴史上で有名な合戦が舞台とかではなく、あくまでも心の内側での戦いなのかなと思いました。

亡霊役のJr.達とJAEさんが着ている衣装には梵字が書かれています。背中の梵字はWSを見返したり舞台写真を見て調べた結果、おそらく不動明王真言かなと思いました。小咒(しょうじゅ)と言われる「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」という真言は聞いたことある方もいるのでは?「障害を取り除き、願いを叶えてほしい」と不動明王に祈る言葉だそうです。衣装にもちゃんと意味があってすごい!!亡霊たちの持ってる刀が赤いのにも意味がありそう。あと殺陣の時に3人が持っている刀の刀身にも梵字っぽいのが彫られてるんですよね。動きが早すぎて全く見えなかったので何て書いてあるのか教えてほしい(笑)
ちなみに不動明王成田山新勝寺に祀られていて、歌舞伎の市川宗家とも縁があります。

亡霊たちを退けたあとは三つ巴の殺陣!
殺陣って一歩間違えれば怪我につながる演目なのでどういう風に動くかというのも全て決まっているものですが、さすがの息の合いっぷり。本当にすごいです。殺陣は基本の型があって、かつキャラクターに沿ったものがつけられますが、それぞれ「信長っぽい」「秀吉っぽい」「家康っぽい」んですよね。片肌脱ぐのとかもめちゃくちゃ信長!三者三様で役柄になりきってるのも本当にすごいなと思います。

ラストは崩れた赤い鳥居からのみやちゃんの奈落落ち。ひかるくんとふっかは亡霊を斬って終わります。このシーン、鳥居が赤いのはなんでだろう?と思ったんですが、鳥居の赤には「魔除け」の意味があるということ、あと赤は仏教では生命力を意味しているそうなので、それがぼろぼろになっている=死なのかなあ?あと後ろのスクリーンで半分に割られた砂時計みたいなのから砂がサラサラ流れてく映像が流れてたけど、命がこぼれ落ちるイメージ?最後のナレーションの時に水面が映るのは、仏教では水面は「心」を例えたものだからなのかなと思いました。


Reincarnation
奈落落ちしたと思ったらみやちゃんすぐ出てきてびっくり!!衣装が白なのは浄土へ向かうための白装束、で合ってる?あんな激しく戦った後なのにすぐにポールフライングって…体力どうなってるの?だし、みやちゃんものすごくやることが多い。

演目のタイトルである“リインカーネーション”は輪廻転生・生まれ変わりという意味です。人は輪廻の中にいて、車輪が回転するように無限に続く世界の中で生と死を繰り返す、というのが仏教における考えですが、この演目でみやちゃんが円を描くようにポールを使って回転しているのは「円環」を意味しているのかなと思いました。最後上に上がるのは「解脱」かな?仏教の最終目的は煩悩をなくし輪廻の輪から外れて悟りの境地に至ること(つまり涅槃)なので、そういう意味だよね?


お化け屋敷
家康はポールフライングで解脱したけど(ということにしておきます)、秀吉は思ってたんと違う死に方しちゃったから未練があって幽霊になって出てくる…ということでいいんだよね?衣装は死装束で頭に天冠をつけています。その状態の家康を引き戻しちゃう秀吉くんまじ。ここ、三武将の設定は続いてるはずなのに(講談で語尾がござるなのってそういうことだよね?)ふっかがちょいちょい舘さんとか岩本さんとか、自分の事深澤って言うからごっちゃになってわからなくなります(笑)

ここでハロウィンが出てくるのがすごい唐突で。ここまでずっと和だしなんでハロウィン?て思っていたけど、そもそもハロウィンは収穫祭。古代ケルト民族のお祭りが発祥です。また、ハロウィンの夜には死者の扉が開いて先祖の霊が戻ってくると言われているので日本のお盆に似てるんですよね。扉が開くと先祖だけではなく悪魔や魔女などの悪い霊も紛れ込んでしまうので、似たような格好をして仲間だと思わせる…つまりハロウィンで仮装をするのは悪い霊から身を守るため、またジャックオーランタンには魔除けの意味が込められています。日本ではもはやコスプレイベントみたいになっちゃってるけど、本来は宗教に根差したお祭りなんですよね。ふっかが説明省いたので代わりに説明しました、わら。それと日本のお化けやら妖怪やらを一緒くたにして「鬼太郎の世界!」ということにしたのかな?ここあまりも雑すぎて脳内で「これぞジャ〇ーズ…」という言葉が駆け巡っちゃう(笑)

お化けバージョンのVroom Vroom Vroomすっごい良かった!ドームで見た時からこの曲バックにJr.がいたらいいのに…って思ってたけど、それが祭GALAで叶って嬉しかったです。お化けとか妖怪たちが踊るの、すごいスリラーっぽかった。
あと信長と秀吉と家康(という設定)がお賽銭投げるのは六文銭六文銭は三途の川の渡し賃のことです。幽霊なのにお賽銭投げる意味がわからなかったんですが、あれで三途の川を渡れたのなら3人は成仏できたのかな。

全部「こういうことなのでは?」前提になってしまうけど、新世界からお化け屋敷までの流れがあまりにも綺麗すぎてびっくり!ここで三方礼するのもひとまずここで幕切れ、という意味だと思います。



ここから歌舞伎パートです。
例年歌舞伎パートは鳴物や三味線の方たちはいらっしゃらず音楽だけでしたが、今年は本職の方々が!豪華!!歌舞伎座でも拝見(拝聴)してます!!!太鼓もそうだけど、和の舞台において重要な要素の一つである「和楽器」の生の音を届けてくれるのって本当に贅沢。

◆三番叟(さんばそう)
最初の演目は三番叟。
三番叟は序幕の前の祝儀として舞うものなので、祭GALA初演においてこれをもってくるのはぴったりだと思いました。足拍子は地固め、持っている鈴は稲穂を意味しており、五穀豊穣を祈る演目です。みやちゃんが「おおさえ、おおさえ 喜びありや、喜びありや 我がこの処より他へはやらじとぞ思う」というはやしことばを唄いますが、これは「いつまでもこの豊穣が続きますように」と神に感謝する言葉だそうです。
おめでたい演目ということ以外に何か意味があるのかなと考えてみたけど、龍神は水の神様で五穀豊穣をもたらす存在と言われているので、それにまつわる演目ということなのかな。

◆猪鹿蝶
ふっか猪、みやちゃん鹿、ひかるくんは蝶です。
歌舞伎で猪鹿蝶モチーフの演目はないと思ったのでオリジナル?勉強不足なので実はある!とかだったらこっそり教えてください。
オリジナルという前提で何故猪鹿蝶なのかだけど、猪鹿蝶が縁起の良い役だからかな?猪は「子孫繁栄」、鹿は「幸運・俸禄」、蝶は「円満な結婚生活の象徴」とされているそうです。
花札で3枚で揃う役は三光・猪鹿蝶・赤短・青短の4つだけど、この中で一番モチーフにしやすいのって猪鹿蝶だと思うし、あとNARUTOでも猪鹿蝶の三人組が出てくるので海外の人でもとっつきやすいからかな?と思ったり(全然違うかも笑)。蝶のセットからロープが垂れていて完全にひかるくん仕様になっていました。実際それを使ってひかるくんがセットに登るからめちゃくちゃSASUKE(笑)

◆狐・ひょっとこ・おかめ
ここはひょっとこ踊りのお話がベースなのかな?
狐みやちゃん・ひょっとこひかるくん・おかめふっかで、それぞれに扮しての演目です。お面はそれぞれとても縁起のいいものでちゃんと意味があります。

狐…神様の使い。狐面は五穀豊穣や商売繁盛、家内安全などのご利益
ひょっとこ…火を守る神様
おかめ…厄払いや魔除け・福を招く神様
※ひょっとことおかめは二人合わせて「家庭円満」の神様だけど夫婦ではないらしいです。

当たり前のように目にしてきたものばかりなのに知らないことが多すぎて、その都度調べているので超絶勉強になる祭GALA。
最初はみやちゃんが狐のお面をつけ、狐に扮して踊ります。これが本当にすごい!狐そのもの。みやちゃんは本当にすごいなあ…という言葉しか出てきません(小並感)。歌舞伎の演目におけるみやちゃんの存在って本当にたのもしすぎる。
ひょっとことおかめはひかるくんとふっかの息の合ったやりとりが見れます。ふっかが羽織ってる黄色の着物はお丸さんのやつかな?(笑)ひょっとこがどうにかしておかめの気を惹こうとするけどつれない…みたいな展開。

すごいなと思ったのは3人共お面をつけていても仕草だけで感情が見えてくるところ!!お面をつけると当然表情が見えないので、身体の動きだけで感情を表現しないといけないのだけれど、ちゃんと表情や感情が伝わってくるのが本当にすごいです。舞台スキルが高すぎる。

◆お祭り
ラストはみんなで盆踊り!
盆踊りはもともと踊り念仏が起源で、踊り念仏は死者の霊を慰め極楽浄土へ導く力があるとされ、これが祖先の霊を供養する仏教行事「盂蘭盆(うらぼん)」と結び付いて「盆踊り」が生まれたと考えられているそうです。
この時3人が着ている衣装は歌舞伎の演目「お祭り」で鳶頭が着ているものと同じもの。ちなみに4月の歌舞伎座夜の部では片岡仁左衛門丈、坂東玉三郎丈の「神田祭」が上演されていました(「神田祭」は鳶頭と芸者二人の舞踊劇です)。
お祭りでは客席と一緒に踊る時間があるのが楽しかったな~みやちゃんが振付指導してくれるのですがまじでやることが多いです(二度目)。後ろのスクリーンでは景気よく花火が上がっていて、一足先に花火大会に参加できたみたいで楽しかった!

お祭りが終わったあと、みやちゃんが1人残り、幕外でのお芝居が続きます。
すっぽんの上に置かれているお面が顔に貼り付く…という流れですが、このお面、OPでみやちゃんがつけているものと同じだよね?お面をつける=精霊や神が宿るとされるので、お面が顔に貼り付いたということは神様に戻ったいうこと?タイムリミット的なものが近づいてることを意味しているのかなと思いました。あとこの場面では強い風が吹く音、龍の唸り声みたいな音がするのもポイントだと思います。
ただここですっぽんから帰らずにゆっくり鳥屋に向かうのがいまいちわからず…すっぽんは人外が使うものなので神様に戻ったんなら使ってもおかしくないと思うんですが…この時点ではまだ半分人間なのかな?


変面
今年は9枚という難易度高!!!!ひかるくん本当にすごいです。
赤→青→橙→黒→白→ピンク→緑→紫の順に変わり、一度ひかるくんの素顔になってから最後に黄色のお面になるという…一体どうやってるの?いまだに謎が解けない(笑)
今年の変面の衣装は胸元とベルトと裾の部分に龍の刺繡が入っているのですが、レーザー演出の時は照明が消えて暗闇に龍が浮かび上がるようになっています。あと頭の長すぎる装飾、あれ龍の髭だよね?龍だと思って衣装を見てみると、頭の飾りとかも龍の顔の一部に見えてきます。変面は中国の伝統芸能ですが、龍は中国とも結びつきが強い動物だし、女性ダンサーの衣装もチャイナドレスです。
緑のレーザー演出はおそらく雷のイメージ?龍は雷と共に現れると言われているので雨が降る前兆を意味しているのかなと。遠雷の音も聞こえます。
最後にまたお面で終わるのは(例年だと最後は素顔で帽子を取って一礼してからはけてた)、変面の前のみやちゃんにお面が貼り付くのと同じ意味かな?最後は客席に背を向けますが、後ろ姿がめちゃくちゃ龍!お面と衣装まで含めて龍を体現しているのかなと思いました。


演舞
遠雷の音がしたら次に来るのは嵐…ということで風が強くなってきました。
最初の登場はふっか。SpeciaLは鳥屋からですが、ふっかはすっぽんから登場するのでこの時にはもう神様になってるってことでいいのかな。
Jr.達が刀を持って舞ういわゆる剣舞がありますが(みやちゃんも刀投げの後にやる)、剣舞は元々天下泰平・五穀豊穣・万民繁栄を願って舞った念仏踊りが始まりとされているそうです。剣舞の時に持ってる刀に3色の装飾がついているのが細かい。
演舞はダンス・アクロバット・ハンモックフライングと見せ場の連続です。演舞の振付もひかるくん。鈴や琴、太鼓の音を取った振りが印象的です。鈴や琴は神様を呼ぶためのものだし、ずっと太鼓の音が鳴っているのは雷鳴ですよね。雷の音は雷神が背負っている太鼓を叩いている音だと言われています。
あと振付がめちゃくちゃソーラン節!!ソーラン節はこれぞお祭り!な踊りだし(YOSAKOIソーラン祭りが有名ですね)、元々ニシン漁のときに踊っていたものなので豊漁祈願の意味が込められています(豊漁祈願なのに雨を降らせるのはむしろ逆じゃない…?とは思ったけどまぁいっか)。

ハンモックフライングの前の女性ダンサーの踊りがめちゃくちゃ好きだった~!!!
演舞の振付はひかるくんだからあのパートもひかるくんだろうと思ってるんですが(違ったらごめん)、クセのある振付なのにプロが本気で踊ったらこんなにかっこいいんだ…!!って本当に感動しました。

ハンモックフライングが3人で協力する演出になっているのは、GALA神社にいる神様が3柱だから(神様の数え方は“柱”だそうです。鬼滅の刃?)、それぞれの力を出し合って地上に力をもたらそうとしているのかな。単純にフライングするだけなら一人ずつでも良かったのでは?と思うので、あえて3人で協力するということに意味がある気がするんですよね…。あとこの時すごい雷の音がしているので、そろそろ雨が降り出しそうです。
ふっかが輪っかを3回くぐるのにも意味があるのかなと思ったんだけど、茅の輪くぐりかな…神事で輪っかをくぐるのはそれぐらいしか思いつかなかったので違うかもしれません。ちなみに茅の輪くぐりには無病息災や疫病退散といったご利益があります。
フライングの最後にやる高速スピンは頭が下なのが地味に気になっていたのですが、ここは降り龍のイメージだったりする?龍には昇り龍と降り龍がいて、昇り龍は如意宝珠を追いかけるようにして地上から天へ、降り龍は如意宝珠を持って天上から降りてきて、地上に幸福を授けるのだそうです。

それ以外で印象的だったのはセット。ハンモックフライングの時に後ろにあるセットには立派な松が描かれているし(松も縁起物だし…あと松竹の松の意味?)、一番奥にあるのはねぶた祭りのねぶたですよね。龍と虎が戦っているので「龍虎図」だと思います。龍虎図は中国の四神思想に基づき、相対位置にあることから(白虎が西、青龍が東に位置する)力を持つ者同士が対峙しその力をぶつけ合う様を描いたものだそうです。宿命のライバルと言われた武田信玄上杉謙信も龍と虎に例えられてますね。あと打ち出の小槌もあるのでとにかく縁起を担ぎまくってる!と思いました。

ハンモックフライングの後に落雷、そして龍の咆哮。一瞬照明が光るのは稲光の演出で、その直後に雨が降ってくるので龍神がついに雨を呼んだということなんだと思います。レーザーの演出がめちゃくちゃ綺麗で印象に残ってるんだけど、緑と青なのは雷雨のイメージなのかな。
雨が降る中での全員でのダンスが圧巻!!OPでは龍神様は上から見下ろすだけだったけど、ここでは人間と一緒に踊ってるんだなと思いました。


エンディング 風
雨が上がり、太陽の光が差しています。
ラストの曲が明るく笑顔で終わるのがすごくいいなと思うし、3人もJr.たちもすっごく楽しそうに踊っていてすぐ大好きな曲になったんですが、タイトルが「風」なのは何でだろうと思っていて。「風が吹く=神様からの歓迎のサイン」だからかな?あと龍神がいる時は突風が吹くとも言われているので、タイトルはそういう意図でつけたのかも?と思ったら風情がありすぎる。
歌詞にメンバーカラーが入ってますが、赤黄色紫…という並びが気になっていて。名前の順番だとこうはならないし単純に語感?とも思うけど、赤は朝焼けの色、黄色は真昼の光、紫は夜の色って考えると超ロマンチックですよね。

あと後ろのスクリーンに映ってる建物がどう見ても出雲大社
OPの三峯神社はあくまでも参考程度なのかな?と思ったんですが、さすがに出雲大社すぎてそんな意味もなく使わないだろうと思っていて。GALA神社も日本の神社の一つ(という設定)なので、他の神様たちと同じように出雲に出かけました、ってことなのかな?出雲大社の周りに魂みたいなのが飛んでるし。

ということはエンディングの時間軸は秋?
10月は八百万の神様がその土地を離れて出雲大社に集まることから、神がいなくなる月=神無月と呼ばれます(逆に出雲地方では神様が集まってくるので神在月と呼ばれる)。出雲大社に集まった神様たちは、縁結びや五穀豊穣など人間にとってありがたいことを決める話し合いをすると言われています。この舞台に時間軸があるのかはわからないけど、でもお祭りは8月だろうし…あとお化け屋敷でふっかがやたらハロウィンは10月!半年後!早いよ!って強調して言ってるんですよね。実はあれ伏線だった???
龍神は五穀豊穣の神なので、雨が降り土地が豊かになり農作物が育つ…ということを考えていくと、「風」の衣装が黄金色なのは稲穂のイメージなのかな?衣装にも稲穂が風に吹かれてるみたいな刺繍がされています。

そもそも日本は稲作で発展した国です。
古事記に書かれている日本の国の美称「豊葦原之瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)」は「葦がしげり稲穂がみずみずしく育つ豊かな国」と解釈されています。天孫降臨という日本神話では、ニニギノミコトがアマテラスから稲を授かり、人々の食物とするように命じたことが稲作の始まりと言われています。ニニギノミコトのひ孫は初代天皇神武天皇、日本の皇族の系譜はここから始まっています。新嘗祭地鎮祭でお米をお供えするのは、古来よりお米がアマテラスからの贈り物で神聖な食べ物だからなんですよね。

つまりこの舞台はアマテラスで始まり、アマテラスで終わっていたわけです。
って考えるとめちゃくちゃすごくない?

そうそう、メンバーカラーの蝶が降ってきますが、蝶は仏教ではあの世とこの世を行きかう力があるとされ、「輪廻転生」の象徴だそうです。何で蝶なんだろう?って思ってたけど、降らしものにもちゃんと意味がありました。

最後はひかるくんの「それでは皆様、お手を拝借」の言葉からの一丁締めです。(一本締めは3回の拍手を3回繰り返す方法)。
今回最後に三方礼がないのはあえてだと思っていて。おそらく祭GALAという舞台のコンセプトに合わないから最後にやらないんだと思います。私たちも参拝客という設定だし。
あとは「舞台は観客がいてこそ成立する」という演者側の気持ちも込めて、最後に一緒にやるのかなと思いました。

一丁締めの後に暗転、紗幕に鳥居が映し出され、赤と黄色と紫の光がいくつもの鳥居をくぐって戻っていき、最後は鳥居と、その向こう側に見える山肌に「祭」の送り火が映し出されて終演です。送り火はお盆に帰ってきた死者の魂を送り出す行事なので、つまり神様たちが無事に神域に帰っていった、という終わり方なのかなと思いました。


そうだ、印象的すぎるキービジュアルの話をしていませんでした。あれにも意味があると3人が言っていたので、どういう意図が込められているのかなと色々考えてみたけど…おそらく魔除け?「赤」が魔除けの意味合いが強いというのは鳥居の話でも触れましたが、古墳時代に出土した人型の埴輪は目や口の周りが赤く塗られていることから、古代の日本では目や口を魔物や悪い気が入ってくる穴と捉えていて、その周りに「赤」を塗ることで体の中に悪いものが入るのを封じてくれると考えられていたようです。だとするとキービジュアルの化粧は赤じゃないと意味がないんだろうなと思いました。


というわけでこれで感想と考察終わり!
いやーーーーここまで長かったーーーーー一生終わらないかと思った!!!
最初のうちはあんまり考えずに見ていたのだけど、ふと演者以外の部分が気になってちょっと調べてみたらあれ?もしかして??え、これも???の連続だったので、視点を変えないとこの舞台の本質って何もわからないんじゃ?と思った結果、こんな研究論文めいたものが出来上がってしまいました。あまりにも長すぎて自分でもびっくりなんだけど、ここまで読んでくれてる方います??超不安(笑)
合ってるかわからないから後でひかるくんに解説してもらいたいな~イヤホンガイドください!!

ここまで書き上げるのに自分ひとりでは到底無理で、深澤担のお友達とあーでもないこーでもないって話しながら進めていったんですが、ふと、少年たちの演出をした時にひかるくんが「自分じゃ気がつかない部分もあるから、色んな人に観てもらって気づいたことがあったら教えてほしい・後輩にアドバイスしてあげてほしい」って言ってたことを思い出して、その気持ちをちゃんと汲んでゲネに行って色々アドバイスしてくれたふっかは本当にひかるくんにとっての最高の相棒すぎるな…て時差でグッときてました。
あとさすがに私達担タレがすぎると思った(笑)深澤担本っっっっっっっ当にありがとう♡ 超楽しかった!!!!話に付き合ってくれた友達たちも本当にありがとうございました!


この考察が大筋で合っているという前提の上で思うのは、ひかるくんの振付や演出には「意味がある」ということです。昔から基本の振付にひかるくんなりのアレンジを加えて踊るひとだったので、仕草ひとつをとっても「この動きはこういう意味かな?」と考えるくせみたいなものがこちらもついていて。それは今までひかるくんが振付してきた楽曲はもちろん、演出においてもたぶん同じで。昨年演出した少年たちも、こちらが気付いてないだけで実は…!な仕掛けがたくさんあったと思います。
だから祭GALAも何の気なしに見ている演出・衣装(はみやちゃんだけど)・小道具・音一つをとっても絶対意味があるはずだから、それを出来るだけ汲み取りたい・汲み取ってやる・負けないぞ!!(?)という謎の負けず嫌いが出て、その姿勢で挑んでみた結果なるほどーーーーー!?!?!?の連続だったので、あまりにもお見事すぎて参りました!の気持ち。今めっちゃ白旗振ってます。
こういうのって興味があって突き詰めていけば知識として蓄積されていくものだと思うけど、それを生かして舞台に設定としてきっちり落とし込む、というのは全く別の作業だと思うので、それを成立させているのが本当にすごい。


ここまでを全部ふまえてみると、祭GALAの初日に雨が降ったの本当に本当に本当にすごくない???大事な日に雨が降る人には龍神様がついていると言われていますが、本当についてるじゃん…。ちなみに仏教では「黄色」は中央・大地・安定を意味していて、中でも黄色い龍はリーダーシップにご利益があるんだそうです。
そして今年は辰年。祭GALAという舞台は辰年に新しく始まったエンターテイメントなわけです。こんなに何もかもがぴったりハマるなんてことあります?


最後に。
この舞台の軸はアマテラスだと思うと述べましたが、アマテラスは漢字で「天照大御神」と書きます。演出・構成を手掛けたひかるくんの名前が「照」なの、もはや神がかってるとしか思えない。



【参考ページ】
・秩父 三峯神社
・能面 | 大槻能楽堂グローバル
・赤頭 文化遺産オンライン
・「笙」「篳篥」「龍笛」について | 東儀秀樹 | TOGI HIDEKI OFFICIAL WEBSITE
・お箏の部品の名称を知ろう – 箏曲演奏家 福田恭子
・仏像はなぜ半眼なの?
・郷土英傑行列 | 名古屋まつり
・不動明王の真言とは?不動明王や真言の意味から、不動明王の真言の種類や唱え方まで徹底解説!|やさしいお葬式
・仏教における五色(ごしき)とは? | 浄土真宗 慈徳山 得蔵寺
・輪廻転生と浄土の往生:仏教の教えを解説 | 浄土真宗 慈徳山 得蔵寺
・ハロウィンは毎年いつ?起源や由来、海外の行事について解説!
・鬼剣舞/北上市公式ホームページ
・茅輪神事_大茅輪くぐり_輪くぐり_茅の輪くぐり_赤丸神事は子供の虫封じ_夏祭り_お祭り_愛知_名古屋_城山八幡宮_
・龍虎図|根津美術館
・神在月|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】
・神宮の神話|神宮について|伊勢神宮
・特集1 米(1):農林水産省
・「蝶のゆくえ」施餓鬼会法話2017年浄土宗摂取山念佛寺
・いまに感じるむかしの赤 - 博物館ディクショナリー- 京都国立博物館