Snow Manのデビューに寄せて

Snow Manのみんなへ

ついにデビューですね。
本当に本当に、本当におめでとうございます。


実際にCDを手にしてもまだ実感がわかないです。
デビューを発表した8月8日から約半年*1、ずっと夢を見ていたような気がします。
現場に行かなくてもテレビや雑誌でSnow Manをたくさん見れる毎日が信じられません。
嬉しい気持ちもあるけれど、言葉にならない気持ちもたくさんあって、特に1月に入ってからは急に電車の中で泣きそうになったりして気持ちが忙しかったな。


「応援してきたジャニーズJr.がデビューする日」という特別な一日は、「ジャニーズJr.のファン」である自分にとっても一つの区切りになるので、今までのこととか今思ってることを書いておこうと思います。


Snow Manってすごく真面目なこたちだけど、一方で臆病であと一歩が踏み出せないという印象で、最近発売した雑誌でいうとWiNK UP(2020年2月号)の対談は本当に私が見てきたSnow Manそのものだなあと思います。(読んでない人は読んでみてね)
決して後ろ向きではないんだけど前向きでもない。
前に踏み出したいけど、どうしたらいいのかわからなくて身動きがとれなくなってるような、そんな印象でした。
Snow Manてこういう子達だったな~って笑って話せるときが来てよかったって心底思うけど、当時は本当に笑えなくて。
一番燻っていただろう2015年の対談とかすごくショックだったし、それ以降も定期的にこれはもう……駄目なのでは……って思ってました。
実際にそのぐらいの時期に彼らにもそういう波があったんじゃないかなと思います。

以前のSnow Manは、とにかく現場に行かなきゃ会えないアイドルでした。
現場だけはたくさんあった。(Snow ManのBiography参照)
デビュー組からの指名が絶えないっていうのは純粋にすごいことだなと思うし、お仕事はあった方がいいに決まっているけど、休みなく(本当にオタクも休みがないしお金もない)舞台やコンサートのバックについていて、単独公演が決まってもそれの準備に割ける時間もなくて。
ファンが一番楽しみにしてたのは単独公演なのにね。
ジャニーズJr.とはそういうものって言われたらそれまでだけど、便利屋じゃないのになって思ってました。
ふっかも当時「おれたちは、便利屋じゃないからね*2」って言ってたよね。
雑誌に載らない時期が続いていて、少年倶楽部にも出てなくて。

限られた機会の中で、「こんなにもSnow Manは求められてるんですよ」ってことを示さないと、Snow Manがなくなっちゃうかもしれない、とにかく事務所を数字で殴るしかない(物騒)っていう意識がファンの中にずっとあったと思うし、
だから単独クリエの当日券に並んだり*3、突然少年たちに出演するって発表された時は*4、もしかしなくてもすの担がどのくらい申し込むのか見極めてる?これでもし事務所が期待してる数に届かなかったら?って思ったからばかみたいに振込んだり(もちろん、観たいからが一番の理由でしたが)*5、もうとにかく数字を作らないと……と躍起になっていた気がします。


Snow Manに対して「いつまでジャニーズJr.やってるの?」と思ったことはないけど、「いつまで続けてくれるんだろう」って思ったことは何度もありました。
このまま状況が変わらなかったら、いつか辞めちゃうんじゃないかってことは何度も考えたし、でも最終的にはそれぞれの人生だからその時はしょうがないって飲み込む覚悟もしてたよ。


あの時やってたこと、少しはSnow Manのためになってましたか?


辞めようって考えた時に、考え直すきっかけの一つになってくれればいいなって思ってたけど、どうだったかな。
なってたらいいな。


滝沢くんは6人に対して「お前らがSnow Manという名前を守ったんだよ*6」とか「Snow Manという名を守っていけ*7」と折に触れて言っていましたが、「守ること」は6人にとっての使命、というと大げさな表現なのかもしれないけど、 そういう類のものなんだろうなと思います。
RIDE ON TIMEのふっかの「このグループだけはどうしても守りたかった」とか、深イイ話でみやちゃんが発した「Snow Manを守るため」という言葉は、
名付けてもらった‟Snow Manという名前をなくさないこと”でもあるし、一度欠けてしまった彼らが‟もう誰も欠けないこと”でもあると思いました。


2014年千秋楽の手紙で、滝沢くんはSnow Manに対して「Jr.のトップになるのを目標にするのではなくて、デビューして本物のSnow Manになることが今の目標だと思う(ニュアンス)*8」と言っていましたが、とうとうその瞬間がやってきたんだなって。
あの手紙から6年経ったけど(グループとしてはもっと前からですが)、長かったような短かったような。
振り返ったらあっという間だね。
楽しかったけどその分しんどくて、でもやっぱり楽しかったなっていうのが率直な気持ちです。
けどもう一回あの頃のすの担やれって言われたらもう無理かな(笑)

今日という日が来たのは、6人がどんな状況に陥っても諦めずに続けてきた結果なので、今までのことは全部無駄なんかじゃないし、全部意味があったよ。
Snow Manという火をずっと灯し続けてくれてありがとう。
君たちはわたしの光でした。


3人に対してはとにかく感謝の気持ちしかないです。
Snow Manになることを選んでくれて本当にありがとう。
正直なところ、Snow Manを選ばなければしなくてもいい思いをたくさんしてきただろうし、たくさん傷付いてきた一年だったと思うので、申し訳ないというか、勝手にそういう気持ちになってました。
もしかしたらその選択を後悔した瞬間も少なからずあったかもしれません。
でも私は3人がいなかったらデビューはできなかったと思っているので、Snow Manの未来を切り開いてくれてありがとうと言いたいです。
あと、3人はもうSnow Manなんだから、堂々としていてね。


最初のブログにも書きましたが、私自身は割と早い段階から誰かセンターになれる人を入れないと「デビュー」は難しいだろうと思っていました。
(2015年3月26日に回答したask Snow Manのデビューに必要なものはなんだと思いますか?)
ただこの考えが少数派だってことは十二分に自覚していたので、仲間内で話すだけにとどめておいたのですが(何ならSnow Man自身にもそんな考えなかったと思う)、結果的にこうなった今、あの時感じていたことは間違ってなかったんだなと思ってます。
でもね、やっぱり私は6人の時代に好きになって応援してきたので、今も6人が大好きだし特別な存在で、これからもそれはずっと変わらないです。
だからたまに6人の時代を懐かしんで、恋しいと思うことぐらいは許してね。


アイドルに限らずだけど、誰かを応援することはあくまでも趣味で、いつでもやめれることだからこそ、大好きじゃなかったら時間もお金も費やしてこれなかったと思います。
ひかるくんがアイドルを辞めないでいてくれること、Snow ManSnow Manでいてくれることが、私がひかるくんとSnow Manに求めていたことで、願いでした。
願いを叶えてくれて本当にありがとう。


デビューするということは、アイドルという「職業」、そしてアイドルでいる人生がスタートしたということだと思います。
今まではどちらかというと先の見えない未来でしかなくて、Snow Manがアイドルでいてくれるためには、ファンは何が出来るのかなってことばかりでしたが、これからはシンプルにSnow Manの未来に期待してもいいんですよね。
もちろんこれから先、つらかったり面白くないと思うこともあるかもしれないけど、それでも、ひかるくんとSnow Manが自分たちの幸せのために頑張れる今がある。
ファンとしてSnow Manの幸せを当たり前のように願えるデビューって本当にすごいことだし、信じられないぐらい幸せです。
こういう感情になれるのは、Snow Manの色んな時期をたまたま見てこれたからだと思うし、本当にラッキーだったなと思います。


ひかるくんへ
ひかるくんは子供みたいな一面と大人の一面を持っている人だと思っていて、その二面性がひかるくんの魅力の一つだと思いますが、あまり大人になりすぎないでいてくれたら嬉しいな。
表向きにも「リーダー」になったことで、これからどんどん「大人」としての面が増えていくのだと思います(年齢的にもう立派な大人なんだけどね)。
半年後、一年後、その先と少しずつ変わっていくと思うけど、メンバーと一緒にいるときに見せる、子供みたいな笑顔は変わらずにいてくれたら嬉しいです。
あと衣装が着れなくなるぐらい鍛えすぎるのはやめてね。これは切実なお願いです……


昨日で「ジャニーズJr.のひかるくんのファン」「ジャニーズJr.のSnow Manのファン」は卒業しましたが、今日からは「デビューしたひかるくんのファン」「デビューしたSnow Manのファン」です。
出来るだけ長く、出来ればずっと。
ひかるくんとSnow Manのファンでいたいなと思います。


今まで本当にありがとう。
そして、これからもよろしくね。


一人のファンより、愛をこめて

*1:厳密に言えば5か月

*2:2015年5月発売の女性セブン

*3:公演が平日ばっかりだったから全然行けなかったけど!

*4:しかも最初の申込締め切りが終わった後だったし、メンバーも出演することをファンと同じタイミングで知ったとかいうトンデモエピソード

*5:当時はまだ前振込みの時代でした。懐かしい

*6:2013年歌舞伎千秋楽の渡辺くんの手紙

*7:2016年歌舞伎千秋楽のふっかの手紙

*8:この時言っていた「本物」は「一人前」という意味と捉えています